男の子と老人が言っていた、『運命』という言葉。 この言葉が、繰り返し頭の中で再生される。 「はぁ…」 思わず、ため息が出た。 「本当大丈夫か…?顔色悪いぞ…?」 悠也が、さっきよりも心配そうにしている。 「あぁ…平気…」 海斗は、素っ気ない返事をするだけだ。 「なら…いいけど…」 悠也は、それ以上詮索することはなかった。