「一命は取り留めました…」 悠也がホッと一息ついた。 「しかし…頭を強く打っていて…意識が戻るかどうか…」 「え…そうですか…ありがとうございました…」 悠也は深々と頭を下げた。 「桜ちゃんに会ってあげてください…」 そういうと医者は伯母夫婦を連れてどこかへ行ってしまった。 「私たちはもう帰るわね…また来るから…」 「はい…今日はありがとうございました…」 悠也は頭を下げ、海斗と母はゆっくりとその場を離れた。