竜『美紗子ちゃんにはほんとに全く連絡ないの?』

美『ないって。ほんとにない。』

竜『あいつ・・』

美『ねぇ、もう何もわたし毅くんに対しての感情ないから教えて!毅くんが話すはずだったこと。知ってるんでしょ?』

もちろん感情がないわけではない。

だが心配させてしまいそうな気がしてそう言った。

竜『いや、ごめん。知らない・・』

竜次はそう言ったが絶対知っていると美紗子は気付いた。

これ以上傷つけないように。

竜次がそう思ってしらないフリしているんだと思った。

美『竜ちゃん、嘘がヘタだね。ありがとう。』

竜『知らないって!!まじ・・』

そう言う竜次を見て美紗子は笑った。

美『大丈夫だよ。連絡ないのもこれで理解できた。毅くんもわたしを傷つけないようにしてるんだよね。』

竜『・・・美紗子ちゃん、大丈夫?』

美『大丈夫って言ってるじゃん!話してくれるの?』

竜『俺が聞いたのは、あの毅の家で飲んだときに手出したのを謝ってもう二度と美紗子ちゃんを傷つけないようにもう会わない言ってたのかな・・。でも聞いてないんでしょ?考え変わったんじゃない?』

そう言う竜次を美紗子はまた笑った。

美『後半部分、思ってもないくせに。そっか。そうなんだね。』

ほんとは笑えないのが実情だが笑いながら言った。