―それは俺も同感だよ、怜。 声に出して言えば、シュウから即座にゲンコツ(しかも結構本気)が落ちてくるだろうから心の中で頷いた。 どこまで本気で、どこまで冗談なのか。付き合いは長いし、随分近くにいたつもりだけれど、未だにわからないでいる。 自由で気の向くまま、まるで無色透明な風のように掴みどころのない人だ。