Second Kiss(連載中)

一瞬だけ彼はきょとんとした顔をした。



「…フッ」

「え？」





…そして笑いだした。

「ハハハハハハッ」



緊張の糸がほぐれたらしい。


私なんて驚きで目を
パチクリさせて立っていることしか出来ないでいる。



「ごめん！
本当に雨宮さんって素敵だなって思って。
もちろん俺も雨宮さんがそう思ってくれているなら友達になって俺のことも知って欲しいし、
雨宮さんのことももっと知りたいよ！」










そう言って笑う彼の顔はくったくのない少年のような笑顔そのものだった。