ビクッッンッ!!


半分 二人の世界に入りつつあった私達は
愛花&幸紀のいじけながら言った言葉に思わず飛び跳ねてしまった。

愛花と幸紀も私達と同じように中学からの友達なのだ。


「ごめんごめん!!!
いじけないでよぉ;」

「本当にごめんね?
でも、私達いつも言っているじゃない。
[いつから友達になったか何て関係ない]って。そうでしょ?」


私の後に続いて不安そうに言った夏奈の言葉に[そうそう!!]っと私は 激しく頷いた。




「その言葉を待ってたんだよね~~♪♪」

さっきとは打って変わって幸紀は突然 明るい口調でそう言った。
「愛花もそうだよね?」


………え!?


「えぇ。私も幸紀と思っていたこと同じよ♪
まぁ、ほんの少しいじけてもいたけれどもね。」



「もう!二人して~!!」

私はほっぺたをプクッッっと膨らませて、少しだけ強い口調でそう言ったんだけど、安心したからなのか 何だか急に笑い出してしまった。

夏奈も私と同じなのだろう。クスクスと笑っていた。


そのうち、四人で笑い出していた。







………しばらく笑った後幸紀が思い出したかのように

「そういえば、岩峰 翼からの告白、りんご何て言って断ったの?!」




……とうとう この一番避けたかった話題を聞かれてしまった。

でも、逃げられるわけがない。



私はしぶしぶとあの時のことを話し始めた……。