健人が紗和のおでこに手を当てる。

「熱いな・・・お前風邪ひいてるのか?」

「引いてないよ。」

「紗和、お前今日はもう帰れ。」

「え?まってよ。まだ終わってないじゃん。」

「無理したってどうしようもないよ。
それに、夏休みはまだ長いんだから。」

「・・・うん。」

紗和は健人の言う通りの荷物を片づけた。