ごめんね。…そして、ありがとう。


健人は樹利の隣に座った。

「何やってんだよ。授業サボって。」

「先生・・・」

「どうかしたか?」

「先生・・・。紗和はどうしちゃったの?
紗和はどうして学校に来ないの?」

「桜・・」

「紗和はさ、俺と約束したんだよね。もう
あの変な組織とはかかわらない、もう
裏切らないって約束したんだよ。先生も
知ってるでしょ?」

「あぁ・・・」

「だから、紗和は何もやってない。クラスの
奴らが言ってることは嘘だよね?」

樹利の目は少しうるんでいた