ごめんね。…そして、ありがとう。


「紗和。俺と付き合ってくれないか?」

「は?何言ってるの?」

「俺は、本当に紗和が好きなんだよ。
紗和がいなかったら俺は壊れてしまう」

「そんなの自分勝手。私は今彼氏がいるの・・・」

「・・・そっか。じゃぁ力を貸してくれないか?」

「力?」

紗和が太一を睨みつける

「んな怖い顔するなよ。」

「力って何?」

「俺さ、小さい頃から親がいなくてさ、
いじめられてたし、誰からも愛されなかった
んだよ・・・」


同じ境遇・・・


「でさ、小さいころからまともに学校なんて
行けなかったからさ、全然勉強もできなくて
全うに生きるために仕事しようと思っても
なかなかうまくいなくてさ・・・」

「それで・・・私には何もできないよ。」