ごめんね。…そして、ありがとう。


紗和は立ち上がり、ハサミを投げようとした
男子のもとに向かった。

「こんなの投げてどうすんの?」

「はっ?何・・・・?」

男子は動揺が隠せないようだ。

「てか、何であんたも気づかないわけ?」

健人の方を見て言った

「何がだ?」

健人がとぼける

「気づいてるんでしょ?」

「・・・・」
健人が固まる

「彼女、ひどい目にあってるんだから、それを
注意するのが、アンタの役目なんじゃないの?」