半年後・・・

まだ、時々君の事を思い出す・・。

笑った顔や怒った顔・・言葉に出来ない君との思い出が脳裏を駆け巡る、思い出すと何か嬉しい・・・・そして、時々泣いている僕が居た・・。

「ピリピリ」と携帯電話が鳴った・・。

液晶画面に写っている番号は登録されていない番号なので出ないで無視していたが、あまりにもしつこく鳴るので・・。

「ピリピリ」

しかたなく電話に出た・・。

彼女「もしもし」

僕「はい」

彼女「つとむさんですか?」

僕の名前だ・・。

僕「はい、そうですが・・」

彼女「私・・ある人に頼まれてあなたに電話しているのですが・・」

僕「はぁ・・・?」

彼女「ちょっと外に出てもらえないですか?」

僕はきな臭い女性の言うとうりに外へ出た・・。

外へ出ると携帯電話らしき物を耳にあてた若い女性が家の前に立っていた・・、10代位だろうか・・・、僕の方を見ると微笑みかけてきて近づいてきた・・。

彼女は深呼吸をして僕に

彼女「めんどくさいの嫌いだから、単刀直入に言いますが笑わないで真剣に聞いて下さい!」

僕「はぁ・・・」

彼女「私・・今から20年後の未来から来たんですが・・」

僕は変な宗教の勧誘だなと思い適当に返事を返した。

僕「はぁ・・・そうなんですか・・」

でも彼女が次に言葉にした事に動揺と驚きを隠せなかった・・。

彼女はまた深呼吸をして・・

彼女「KIKOさんの事なんですが・・」

僕が好きだった君の名前・・・。