ジャムパンを堪能し、食べ終わると、約束通りにお母さんは私の髪を触った。


「ずいぶん伸ばしたねぇ」

「この日の為ですから♪」

「調子いいんだから(笑)」


それから5分もしないうちに、髪から手を離した、


「うん・・・よしっ!」


鏡を見た。

横髪を垂らした一つ結び。

白いセーラーによく映えた。


「似合ってるわよー、制服も」

「だってコレの為に受けたんだしっ」

「もー青ったら」


実は、この学校を受けたのは制服目当てだったりする。