結局体が練習について行けず、気がつくと寮の自分の部屋だった。 頭がガンガン痛む。 立ち上がろうとすると、足元がふらついてその場に倒れ込んだ。 「バカ、寝とけよ。40℃熱あんだからさ。つかそんなにしんどいなら最初から練習行くなよ」 スッと視界に姫川の姿が映った。 「ひ…め、…か……わ?」 「早くベッドに寝ろ。んで食堂からお粥持ってきてやったから、食え」 「…食欲ねー……。」 「お前は子供か。ったく…」 熱を計れと言わんばかりに俺に体温計を押し付け、その場にどすっと座った。