「行きます」って言っちゃった以上、断るわけにはいかねえし。 苓那が家に居るって確信もないしな。 「お邪魔しま~す」 その予想は見事に外れて、家には苓那が居た。 「そ……う、た」 「…久しぶり。あとで話あるから、俺ん家来いよ?」 こうなったら、ちゃんと話すしかない。 おばさんと久しぶりに話したあと、苓那を連れて俺ん家に向かった。