重力地獄の決闘

 クルーガーの腹が凹面スクリーンいっぱいに広がる。

「この距離なら、ビームキャンセラーは無駄だ」

 ほとんど、腹に密接したまま、マックはブラスターを発射した。

 電子火球は、クルーガーの腹から天井を真っ直ぐに抜け、ビームキャンセラーの内側で霧散した。

 クルーガーはコクピットを焼かれ、沈黙した。

 マックはすぐさま、右の可変ノズルを吹かし、イーガーの車体を左にスライドさせた。

 イーガーは横滑りしながら、砂丘を降りる。