キムが差し出したデータ・チップを受け取ると、ベッドサイドに置かれたB5ノート型の特殊情報処理端末S・PACを開いてチップリーダーに差し込む。
S・PACのマルチスクリーンにチップに収められたジャッカルの船体データが流れる。
「ふむ、メインフレームはそのままでエンジンと慣性制御系はそっくり交換と、外殻は作り直して……と、おお!さすが強襲突撃艦から流用しただけはあるな、船首格納庫は無事と、うーむ、システム自体の変更は無いな」
「うん、幸い『BEM』は簡単なメンテだけですんだし、ZEROシステムは僕が診といた。両方とも無事だったよ」
『BEM』はジャッカルのメインコンピューターであり、ZEROシステムとは、この場合『ZERO粒子再生コーティング瞬送機』のことである。
「そりゃあよかった。んっ?イーグルとミニッツの修理はまだなのか…」
マックは、リストの最後に残っている未修理の項を見て言った。
S・PACのマルチスクリーンにチップに収められたジャッカルの船体データが流れる。
「ふむ、メインフレームはそのままでエンジンと慣性制御系はそっくり交換と、外殻は作り直して……と、おお!さすが強襲突撃艦から流用しただけはあるな、船首格納庫は無事と、うーむ、システム自体の変更は無いな」
「うん、幸い『BEM』は簡単なメンテだけですんだし、ZEROシステムは僕が診といた。両方とも無事だったよ」
『BEM』はジャッカルのメインコンピューターであり、ZEROシステムとは、この場合『ZERO粒子再生コーティング瞬送機』のことである。
「そりゃあよかった。んっ?イーグルとミニッツの修理はまだなのか…」
マックは、リストの最後に残っている未修理の項を見て言った。

