・・・銀色?

 ふとマックが疑問に思った時、いきなりフッという急激な浮遊感がジャッカル全体を襲った。

 グラス内の対地高度計が500メートル前後で止まっていた。

 対気速度もぐんっと下がる。

「!、キム、対地表調査、マップデータと照合」

「了解」

 キムが即座に実行する。

 パイロットグラスに結果が帰ってくる。

 『G・1034を1033へ移動中』という内容が高速言語で流れる。