三分もしただろうか?。

雪子は自分の身にふりかかった出来事に気がついたのは・・・。

始めは偶然だと思った。
しかし、雪子のヒップにかかった“手”に意思があると感じるまでには、さほど時間がかからなかった。

その“手”は雪子のヒップを触り、そしてヒップの間に指を押し入れようとした。

『痴漢』だ!!

雪子にとって、初めての出来事だった。