店員と一緒に、店の外へ出る。

何故だか人通りの無い路地裏に連れて行かれた。

「兄さん、ルールを守って打ってくれないと・・・、お前、パチンコやった事ないのか?」

店員はまるでヤクザの様にドスを利かせて凄んだ。

「パチンコの打ち方にルール何てないでしょ。僕はイカサマなんかしてないよ!」

忠士がそう言った瞬間、店員が忠士の頬にパンチを叩きつけた!。忠士はふっ飛び、地面に膝を着いた。

「余計な事して突っ張るなよ!。お前がそんな打ち方をしたら、釘を調整する奴や俺だって迷惑するんだ。いいからこれで帰ろ!」

店員はポケットから5千円を出すと、膝をついている忠士に投げつけ戻って行った。

忠士は、コンクリの地面に横たわった。口の中が切れていて血が流れていた。