「ちょッ!!陸ちゃん!!どしたの!?」

「だってさぁ気になるじゃん。舞ちゃんの恋事情♪」

陸ちゃんが空き教室のドアを開けながら言う。

「ここなら誰もいないしー♪」

‘さぁ話して♪’と陸ちゃんの目が訴えている。

んー・・・。陸ちゃんならいいかぁ。

「あのね・・・。私、告白されたんだよね。」

「えッ!?誰に!?」

陸ちゃんの目が尋常じゃない輝きを見せた。

「い・・・五十嵐くん。ほら、あの大掃除の時ちょっと顔見せた委員会の副委員長の・・・」

「あぁ。あのコかぁ。・・・龍牙じゃないんだ・・・。」

陸ちゃんがボソッと何かつぶやいた。

「え?何??」

「あ、なんでもないよ♪それで・・・舞ちゃんどうすんの??」

それが問題なんだってば・・・。