「舞、なるべくあったかくしてけよ。」

聖夜くんが私の頭をポンッと叩いた。

「うん」

・・・みんな優しいな。

だからこそ心配かけちゃいけないな。

「じゃ、みんな行こー♪」

「おー♪」

私は元気なフリして陸ちゃんと走った。