愛なんて知らない Ⅰ









私は燐を燃やした






「さようなら燐

来世ではちゃんと幸せになってね」






私は燐に最後に微笑んでそう言った









「・・・・綺麗」



(中学生に惚れたわけないけど

見た目と同様声も鈴の音のように綺麗だ)








「終わった」






「あぁ、車に乗れ

ここを出たすぐの所にある」






私は歩いて車に向かい




車を見つけ乗った