愛なんて知らない Ⅰ









「せっ責任って言われてもねぇ」




女は震えていた



それほど愛美の醸し出す雰囲気が恐ろしいのだ








「私は呪われた子

書物をちゃんと読まなかったの?」








「何を言ってるの・・・・?」







「呪われた子にはある力がある

でもその力は呪われた子にしかわからない」





私は少しずつ近づいていった






「私の力は自然よ」






「自然?あはっなら平気だわ

平和そうな力ねぇ」クス