愛なんて知らない Ⅰ








(いた)





「こんばんは」






「ひっ、あら呪われた子じゃない♪」





「昨日ままを殺したよね

でも本当は私を殺そうとしたんでしょ?」






「あ~真菜さんが庇うから失敗よぉ

でも今度は殺してあげる♪」






「別にままが庇わなくても私は平気だったのに」






「あらぁ、すごい自信ねぇ」




女はナイフを出した






「ねぇ、私ままの言葉聞き取れなかったの

どう責任取ってくれるの?」





私は無表情で首を傾げて聞いた