愛なんて知らない Ⅰ









「こっちに来い」




私はおじいさんに付いて行った






「ここが今日からお前の世界だ」





「私の世界?」





「ここから1歩も出るな」






「わかりました、今日1日だけ

私の自由にしてくれませんか?」








「呪われた子のくせに頼みごとか??」





「今日1日だけです」






「わかった・・・・」




おじいさんは愛美の頼みごとを

聞いたのではなく、迫力に負けたのだ