「泣きたい時はたくさん泣けばいい 無理して笑わなくてもいいから」 「そういうのって疲れるでしょ?」 私はそう続けた 「笑ってなきゃ捨てられちゃうもん!」 「誰も捨てないよ 少なからず私は絶対に」 そこから百合香は子供のように泣きじゃくった 私は黙って隣にいた