愛なんて知らない Ⅰ














「はぁ・・・・泣くくらいなら最初からしなきゃいいのに」






私は最後にため息をつきながらそう言った








2人はまだ泣いている












「愛美・・・・」








百合香の声が聞こえ慎達の存在に気づいた









「うん?」




私は首を傾げて振り向いた