愛なんて知らない Ⅰ











「・・・・お前の両親が殺されたなんて

事件になってないじゃん」







楓は少し考えそう口にする








「おじい様が隠したのよ

皆殺しの事だって事件にはなってないでしょ?」









「あぁ・・・・・」










「話の続きを話すよ?

私は月菜家に何百年に1度産まれる呪われた子



その子は蒼い目と

なにかしら力を持って産まれて来るの」






(私の力は少し強いみたいだけどね)