前に鈴木に言われた事と
重なった。
“同情”――――。
俺の想いは
本当に同情なのか?
「……違う。
俺は美和を…………」
俺は美和を――――。
俺の動揺した表情に
女の子は満足げに微笑む。
「ほらね♪
答えられないじゃん」
そう言って
俺との距離を縮めていく。
美和……
君は
こんな中途半端な俺といて
ほんとに幸せだった?
俺は守るとか
簡単に口にして
いちばん大事なことを
分からないでいたんだ……
ほんと、最低な彼氏。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…