俺が守るから。





そんなの……

わかってるよ…!!



それを分かってても

あたしは

司くんの手を離せなかった


それは



君の笑顔を見ていたいって
望んでしまったから


君が何度も何度も

あたしに手を差し伸べてくれたから…………



怖かったんだ。

司くんを失うのが……




司くんの想いなんて

考えずに

いつも自分の一方的な想いを

押し通してしまう……



それがダメだったんだね。


君のこと

もっと考えてあげるべきだったんだ