「どうしたの?」 「……なんでもない」 教室に帰り机に突っ伏していると、純ちゃんが紅茶を飲みながら顔を覗いてきた。 こう、モヤモヤしてて気持ちが悪い。 「悩み事?恋?勉強?」 「…前者」 「例の意地悪な人?」 興味津々に前の席に腰を下ろし聞いてくる。 「……そう、かな」 話すべきか話さないべきか。 純ちゃんに話したら楽になるかな?