嘘から始まる恋




「それはお前が悪いな」


「…分かってるよ」


「それより瞬、理子ちゃんと付き合ってねぇの?」


「付き合ってないよ」


悠希に春樹に人の部屋で騒がしく話しやがる。



「理子ちゃんは瞬のこと好きそう?」


俊也が嬉しそうに聞いてくる。



「さぁ?」


そんなの俺が知りたいぐらいだっつーの。



「俺は理子ちゃんと付き合えるに一票!」


「じゃあ俺も」


悠希と俊也が突然言い出した、理子が俺の彼女になるかどうか。