「やっぱり帰ろうかな…」 「なんで?」 「な、なんだか緊張してきた…」 成瀬くんの友達に会うために、成瀬くんが友達とよく会うというファミレスにやって来た。 ただ入口から中に入る勇気が出ない。 「大丈夫だって。前に会ったことがある奴もいるから」 「前にって映画行く時にいた人たち?」 「そう。それにあいつらも彼女連れてくるから安心しろ」 そう言って中に引っ張られていく。 安心って…何の安心!? 心の準備が出来る前に友達のいる席へと着いてしまった。