盗み聞きしたいわけじゃなかったけど、自然に耳に入ってくるのは仕方ないよね。 そんなに可愛い顔の男の子いたんだ。 どんなコだろ? そんなことを考えてると成瀬くんが戻って来た。 「待たせた」 「ううん、ありがと」 入場券を受け取り、成瀬くんと話してると、さっきの女性たちがこっちを見て話しはじめた。