藍 side


「ねぇ、青山なんか変じゃない?」

「そう?普通だと思うけど」

「そうかな?うーん…」

「藍は鈍感だからねぇ、バカ」

「え、なにが!?」

「教えない」

「もぉー、美華!」



さっきからちょっと様子が変な青山。
それを美華に言ったら「鈍感」とか「バカ」とか。
なんなんですか?って感じだよ!!
美華は気づいてなかったかもしんないけど、確かに青山変だったよなぁ?
うーん…。


「ほら!置いてくよ」

「待っ―「付き合ってください!」

「あら?告白?」

「待って」って言おうとしたらどこからの告白の声。


美華なんて興味津々にどこから聞こえてくるのか探してるし、別に興味がないって言ったら嘘になるけど、人の告白の聞くなんて立ちが悪い。
でも、美華は話しかけても無視するから先に行こうとすると、



「あれって…青山じゃない?」

「え?!」