「藍…お疲れ様」
「津ー!お疲れっ」

あれから男子の試合も女子の試合も無事に終わり、勝つことが出来た。

今は学校の近くの公園で津と寄り道。

「あー津かっこ良かった」
「そう?藍こそ頑張ってたじゃん」
「えへへ…」


津に頭を撫でなでされちょっぴり気恥ずかしい、あたし。
公園のベンチは二人で座ると肩が当たっちゃって緊張がはんぱない。

「藍…」
「なぁに?」
「ご褒美ちょうだい…?」
「へ…?」
「キスして…?」


真っすぐ、あたしの目を見て言う津から目が逸らせなくて…あたしはそのままキスをした。