「藍…」
「え…ちょっ…!?」

いきなりのことに驚いているのか俺の腕の中でジタバタと暴れる藍。

でも、この俺が離すわけもなくて…。


「藍…ごめんな?」
「なんで?なんで謝るの?あたしの我がままだよ?」


暴れるのをやめ俺の目を見て言う藍が愛おしくて仕方がなかった。

「藍…大会終わったら…」
「うん?」
「遊園地行こうか」
「…うんっ!」

本当に嬉しそうに笑う藍は可愛くて、いつも笑ってるけど今の笑顔は特別って感じ?