青山のことが好きだって分かってから1ヶ月。
前と何も変わらない日々が流れていた。

普通に言い合いはするしバスケだって対決する。
休み時間はいつも一緒だし、なんも変わってない気がするんだけど…


「いや、ちゃんと変わってるよ、藍」

「え?何が変わってるの?」

「藍の青山に対しての態度とか?」

「え、変わってなくない?」

「変わってるよ!まだ大樹と付き合ってない頃のあたしみたい」

「え、そうなの!?」



美華と星野が付き合う前はいつも美華は星野をずっと見てて、
話してる時は顔が真っ赤だったのを今でも覚えている。

ってことは…、あたしずっと見てて、顔が真っ赤なわけ!?
じゃぁ、あたしが好きなのばれてる、とか?

「ばれてるのかな!?」

「うーん、大丈夫だと思うよ?向こうも意外と鈍感だしね」

「そっか…良かったぁ」