美華の口からは「青山」って、確かに「青山」って言った。
嘘、告白されてたのって青山なわけ!?

あたしは急いで美華の元に行く。

「ほら、あれ」

「あ、本当だ」

そこにいたのは同じ学年だと思われる女子と青山。
2人の距離は1mもないくらいなんだけど、なんかモヤモヤするの。

なんてゆーかその、胸がすごくモヤモヤする。
なんだろ、コレ?

その時、タイミングが良いのか悪いのか、次の授業が始まるチャイムが鳴った。

「やばっ!行くよ!」


「あ、うん」

本当はなんて返事するか聞きたかった。

すごく気になるけど、授業に遅れるわけには行かない。