ビター・キャラメル





いつも以上に暇な店内で内職の造花作りをしていたところで、彼がやって来た。


「おねーさんっ」


「ああ、来た…」


「待っててくれたんだねー。
そんなイイ子にはプレゼントでーす」


「…キモ」


なんだろうすごい寒気がする。
嫌な予感からかな。


ろくなものではない気がする。



彼はニコニコ(ニヤニヤ?)と笑いながらあたしに小さな包みをわたした。



おそるおそる中を開ければ。



「…まじ?」


「まじでーす」


…携帯なんて!



信じられない。

確かに欲しいって言ったけど、でも、本気で言ったわけじゃなかったのに!


軽いノリで携帯をプレゼントする彼には脱帽だ。

アリエナイ。