隔てられたこの場所であたしはひっそりと暮らしている。
夏奈子以外の友達が欲しくないわけではない。
でも今どきの“JK”についていける気力とお金もない。
化粧品にあんなお金をかけたり、プリクラなんていうちゃっちいシールに何百円も出したり、信じられない世界である。
あたしが借金を返してその水準に合わせられるのはいつになることやら。
夏奈子はその分付き合いやすい。
とてつもなく金持ちだけど、規模が違うからそういうことにはあまり使わないし、素が可愛いから化粧もほとんどしていなく、その分あたしに分けてくれるからありがたい。

