強欲な女

あの時私はもっと可愛い服装をしたかった。化粧だってしていきたかった。


母がいつも怒るから化粧はしなかった。服だって母が怒らなければ……………。


憎しみと悲しみで涙が次から次へと溢れてきた。



『ブーブー』



携帯がなっている。



見ると剛からのメールだ。


(メールをくれたってことは嫌われてないのかも……。)



一気に気分が晴れた。



が、それはメールの内容を読むまでのほんの束の間のことだった。



『真美ごめん。別れよう。』



頭が真っ白になった。



その後剛との思い出が走馬灯の様に頭の中をめぐった。



「っ……………。」



私は声を出さずにその場に泣き崩れた。