強欲な女

お腹もスイカが入っているんじゃないかと思うくらい大きくなった。



ほとんど何も無かった部屋も今はベビー用品であふれていた。



病院の先生ももういつ産まれてきてもおかしくはないと言っていた。



「早く産まれておいで~。」



最近毎日お腹にそう話しかけていた。



「今日は紗季さんが来るからね~。」



お腹を触るとチクッと痛みが走った。



でも一瞬のことですぐに痛みは治まった。



『ピンポン』



「紗季さんどうぞ入って!」



そう言って玄関のドアを開けるとまた少しお腹がチクッとした。



「真美ちゃん大丈夫?」



顔が歪んだ私を見て心配する紗季さん。



「大丈夫です。なんか一瞬お腹がチクッとして………。」



「大丈夫?痛みを感じたのは今だけ?」



「そういえば一時間半前ぐらいにも一回チクッとしました。」



お腹の子に何かあったんじゃ………。



私は不安になっていった。