「うっ……産むのが恐い………。」



私は素直な気持ちを恭平に伝えた。



恭平は私を優しく抱きしめ赤ちゃんをあやすかの様に背中をポンポンと優しく叩いた。



「赤ちゃんはお前を選んでくれたんだしっかりしろ。大丈夫、これからは俺がお前を守るから。恐がることは何もない。」



恭平の言葉が心に染みた。



この子は私を選んでくれた………。



こんな優しい恭平との子が愛しくてたまらなかった。



「真美はどうしたい?俺は真美の考えに従う。」



私の気持ちは決まっていた。



「産みたい………。」



今度は絶対にこの子を守る………。



恭平と二人で…………。