強欲な女

「真美と付き合ってるんですか?」



そう潤が言うと恭平さんは眉間に皺を寄せて潤の胸ぐらを掴んだ。



「今さらしらばっくれるんじゃね~よ。それともお前が嘘ついてるんか?」



恭平さんの鋭い視線が私に突き刺さる。



恐い………。



「私言ったでしょ………。彼氏いるって………。」



今さらついた嘘を撤回できない私は冷たく潤にそう言い放った。



「………そうですね。今さら嘘ついても仕方ないですよね。すみませんどうしても彼女のことが大好きで……もう会いません。」



「本当だな。」



「はい。」



潤は本当に優しい。



私をかばって嘘に合わせてくれた………。



本当のことを話して私に罵声を浴びせることだってできたのに……。



「二度とこういうことするなよ。もういい行け。」



恭平さんが以外とあっさり許してくれて本当に良かったと思った。



これ以上潤が何かされたら涙が出てしまいそうだから……。



「真美………幸せにな。」






最後に潤はそう言って部屋を出て行った。