強欲な女

潤と布団でのんびりしているのは最高に幸せだった。



『ギュルル。』



甘い雰囲気は私のお腹の音によって崩れた。



恥ずかしくて布団で顔を隠す私の横でお腹を抱えて笑う潤。




「さっ運動もしたしご飯作ろうか。」



そう言いながら私の頭を撫でる潤。



「うん。」



私は小さく頷いた。



「それにしても家具いろいろ貰えて良かったね。これだけあったらなんとか暮らしていけそうだな。」



そう笑顔で言う潤になんとなく罪悪感がした。



潤には職場のみんなが要らないものを集めてくれたと言ったが実際用意してくれたのは恭平さん一人だ。



「本当にいい人達ばかりで良かった。」



私は人参を切りながら作り笑顔で言った。



恭平さんとは別に何もないのだから話してしまえばいいのに何故か言うことができなかった。



例え何もなくてもこれだけを一人の男の人が用意してくれたと言えば普通勘繰りたくもなると思ったから……。