強欲な女

私は今日一日時計が気になって仕方なかった。



「お疲れ様でした。」



早く潤に会いたくて早足で事務所に行きタイムカードを押した。



「真美ちゃんそんなにウキウキしちゃってさてはデートだな。」



紗季さんがニヤニヤしながら私に言った。



「ははっ。デートですよ。女友達とですけど。」



「なんだ女の子か~。」



つまんなさそうに言う紗季さん。



私は何で紗季さんに嘘をついたのだろう。



彼氏と会うと言えばいいのに………。



紗季さんに彼氏と会うと言えば恭平さんの耳に入る。



私は咄嗟にそう思ったのだ。



こんなに潤のことを愛しているはずなのに………。



心の奥底で恭平さんにも好かれたいと思っている私がいた。