強欲な女

「工場で働いてるって……。真美はそれでいいの?やっぱ家に戻った方が……。」



私は潤に今まの状況を話した。



「それは無理だよ。みんな人殺しの私の顔なんて見たくないだろうし。」



「でも………。」



「私があそこに居るのが無理なの!」



感情的に強く言うと潤は俯いて大きく溜め息をついた。



「俺高校出たら働くから……だから後二年頑張って働いて。そうしたら後の生活は俺がどうにかするから。」



そう真剣に言われて嬉しくないわけがない。私は目頭が熱くなってきた。



「潤それ半分プロポーズだよ。」



「嫌だ?」



「ううん。嬉しい………。」



私は潤に抱き締められた腕の中で涙が止まらなかった。








この時の気持ちのままずっといられたら……



幸せになれていた気がする………。