強欲な女

寂しい寂しい寂しい寂しい…………。



頭がおかしくなりそうだ。


隣の部屋の音を聞きながらベッドに転がり毛布を頭までかぶった。



『ピンポン』



呼び出音の音で私は目を覚ましたベッドでそのまま眠ってしまったらしい。



「あら、こんな時間にどうしたの?」



一階ではそんな母の声が聞こえた。



ほんとこんな時間に誰だよと思いながらまた毛布を頭までかけた。



『ドサッ』



突然体の上に何かが倒れこんできて体が重たい。



私は何が起こったのかと毛布から顔を出した。