俺は 早歩きで近づいて肩を「トントン」と叩き、呼んだ。 「はい?」 と、小さな女の人は可愛い声で振り返った。 あまり女に興味のない俺は「玄関、どこっすか」とぶっきらぼうに聞く もともと、あまり女の人は好きじゃない というより 苦手だ。